NANAのレビュー

65位:NANA

作者:矢沢 あい
出版社:集英社
発売日:2000/5
連載中


購入先
Amazonmaou

あらすじ

ごくごく一般人のセミロング巻き髪の奈々(通称:ハチ)は
美大に受かった彼氏・章司を追って上京。

地元でパンクバンドのボーカルをしていたナナ(黒髪ショート)は
東京で歌手になる夢を叶えるため上京。

ハチとナナは行きの新幹線で隣どおしになり仲良くなる。

その後、ハチは章司の家に転がり込むが、一人暮らしを
するため物件を探してたところ、ナナと再会したため
二人でルームシェアをする事に。


矢沢 あい先生の作品はどれも大好きです。
同じ名前のナナ同士が奇妙な物語を織りなす名作です。
奈々(通称:ハチ)は一見尻がる女に見えてムカついてきますが、やっぱカワイイは正義なんでしょうか。
私は幸薄そうな篠田美雨がタイプですがね。

で、もう一人のナナの異常な愛情表現は怖くなってきます。これがヤンデレというものなのか。
ま、ヤスの男気になぜ惚れないの分からん。

一般人のハチとミュージシャンのナナが繰り広げるシリアスラブストーリーという感じで、読んで損はない漫画です。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

1巻はプロローグ

『NANA』は2巻から本編がはじまりますので、この1巻はプロローグみたいな話です。極端に言うと1巻は読まなくても支障は無いくらいです。まあ過去編とか番外編くらいに考えてオーケーです。

しかしAmazonのレビューは『NANA』を叩きまくってますねぇ。ちょっと目に余るので反論。
みなさんは「奈々の性格が嫌い」なようですが、それは私も同じだし、たぶん誰もが同意するんじゃないかと思います。
でも、この漫画は「奈々のように駄目人間になりましょう」とか「奈々のようにセックスばっかりやりまくりましょう」などというメッセージの話ではありません。
駄目人間で、男にも捨てられて、人生最悪な奈々が、それでも健気に親友の恋愛を応援する「友情ドラマ」なんですね。

周りに平気で迷惑かける人には感情移入できなかった

矢沢あいの人気マンガ。
女の子らしい女の子「奈々」とバンドのボーカル「ナナ」とが知り合い、
ともに暮らしながら恋愛やバンド活動に関して展開していく話。

しかし受け付けない。
浮気はともかく、奈々(ハチ)のわがまま自己中ぶりが
とても許せなくて。身近にいたらキレるだろう。
相手の気持ちが考えられないとか、
周りに平気で迷惑かける人には感情移入できなかった。

奈々(ハチ)のあまりのだらしなさに嫌悪感を感じる。
結局、その時に優しくしてくれた男になびくだけ、のような。
軽すぎるというか、今まではなんだったんだ、みたいな。
仲間内の男を渡り歩く女ってのは男連中の中で
もっとも評判の悪いタイプだと思う。なんか軽いし。

ああいう行き当たりばったりな感情的な行動が「かわいらしい」とか、
ナナのような悪びれた生き方が「カッコいい」とか思われているなら残念だ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加