アカギのレビュー

62位:アカギ

作者:福本 伸行
出版社:近代麻雀
発売日:1992/4
連載中


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あらすじ

雨降る場末の雀荘に迷い込んだひとりの少年。それまでの短い人生をいやが応にも人に想像することを強いる真白な髪、その目の奥は底なしの闇――彼の名はアカギ。後に神域の男と呼ばれ、裏社会に伝説をつくった男――あの赤木だった!!


麻雀漫画。
麻雀が好きな人は100%知ってるほどの漫画。
私も麻雀は大好物でよくネットゲームで麻雀の対戦をしていますが、このアカギに出てくるような神がかりの強さは一度としてみせたことがありません。
アカギのような相手の配牌をすべて見透かせるような集中力も神がかり的なツモもできませんよ。

麻雀の基本ルールは随所で説明がありますから麻雀を知らない人も理解しやすいと思います。
でも、それを読んで麻雀をしても100%負けますがね。そんだけ神がかってるアカギの読みと心理戦は毎度しびれさせられる。
アカギの命すら返りみずの行動が結果として生き残ることになる様は守りにはいってる人には突き刺さるものがあります。
特に「死ねばいいのに。。。」にはしびれますよ。

ただ、展開があまりにも遅くて、いつまでたっても勝敗が決せないのが玉にきず。
ま、気長に読み続けてますがね。

あと、福本 伸行先生の作品の天という漫画でもアカギが登場しており、そちらは晩年のアカギを描いてることでも有名です。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

アカギの麻雀は心理戦、情報戦の極み。

麻雀を知っている人も知らない人も楽しめる作品だと思います。
1巻では、麻雀を全く知らないアカギが実戦を通じて麻雀を覚える場面が描かれていて、麻雀の基礎知識が学べます。
そしてそれ以降、アカギは天才雀鬼として活躍するわけですが、アカギの麻雀はいつも命懸けだから面白い。
アカギは、狂気により、命をかけた勝負でも平常心を保つ。死を恐れず全く守らないことで、結局、生きながらえている。その狂気が見ていてとても面白い。
アカギは、相手を罠にハメるために相手を理解する。相手に情報を与えず相手の情報を得る。その情報戦がとても面白い。
コンピュータ相手に麻雀を打っていては味わえない緊張感や心理戦は、麻雀が分からなくてもきっと楽しめるはず。
福本先生の漫画らしく、この「アカギ」でも、麻雀を通じて人生を描いています。アカギが南郷につぶやく『死ねば助かるのに・・』は、多くのサラリーマンに突き刺さる台詞ではないでしょうか。

たかが麻雀、されど麻雀

基本麻雀の対決が延々と続くこの作品、たかが麻雀ごときでどれだけのドラマが作れるのだろう?っと半信半疑で読み始めたらすっかり虜になってしまいました。
それもそのはず、この作者はジャンケンだけでもドラマを作る才覚のある人なので麻雀程の材料があれば幾らでも物語は組立られるのだろう。

麻雀漫画にありがちなイカサマの類はあまり無くむしろ軽妙な駆引き、心理戦が中心でアカギの術中に見事に嵌り最期にはつっぷす刺客達の姿に爽快感すら覚えます、その様は天才と言うより悪魔の所業。
劇中の台詞で「麻雀は如何に上がるかのゲームでは無く、如何に相手を降ろさせるかのゲーム」には「なるほどな」っと思いました、麻雀を覚えてから二十年以上経つがそんな事にも気付かない私は博才の無い証拠だ。

補足、この漫画は麻雀を知らなくても楽しめるとは思いますが麻雀を知っている方がより深く楽しめる事は間違えありません。

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