皇国の守護者のレビュー

43位:皇国の守護者

作者:佐藤 大輔 伊藤 悠
出版社:ヤングジャンプ
発売日:2005/3/18
完結済み


購入先
Amazonmaou

あらすじ

人と龍が共存する世界で、小さいながらも貿易によって繁栄していた<皇国>と、その貿易赤字を解消するために海の彼方から侵略してきた<帝国>との戦争、それをきっかけとして激化する<皇国>内部の権力闘争を描く。
多くの佐藤大輔作品と同様にプロローグは本編の数十年後の場面であるが、その頃には<帝国>との戦争は過去のものとなり、主人公の新城も一部の者以外からは忘れられ始めているらしい。


完結が早すぎる。原作者とトラブルがあって、途中で打ち切りになったのがもったいない漫画です。
主人公の戦略・戦術が面白い戦争漫画です。
完結が早すぎると言っても、漫画としてのラストはキチンとまとめられていて、さらに大規模な戦争がこれから始まろうとするところで終了は、マジでもったいないです。

展開は、撤退戦という負け戦を描いてあり、主人公の戦略と戦術でどう生き抜くかが迫力をもって描かれています。
ときに冷酷に、ときに熱く描かれており、最後の降服するところはしびれましたね。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

ものすごくおすすめ。個人的殿堂入り。

ものすごく面白い。
これまで読んだ漫画の中で5本の指に入る個人的な殿堂入り漫画。
なんだか大人の事情的な感じで5巻で終わってしまったらしいけど、すごくもったいない!続き読みたかったなー。。。これからでも、復活しないかなー。。。
銀河英雄伝説とかキングダムとか、戦争モノの比較的こまかい戦いの過程まで読ませるような話が好きな人におすすめ。
そして女の人が色っぽいのもいいよね。

戦記ものがお嫌いでなければ

撤退戦という負け戦にもかかわらず
ずっと読者を読ませる、引き込ませる力が続いているというのは
実はすごいことなんじゃないかと思います。

同じ理由で少年漫画ばかり読んでいる人は拒否反応が出てしまうかもしれません。
主人公の友情も、努力も、勝利には結びつかないからです。
屈折した小男が、時には汚いこともやりながら生き延びていく話です。
ただそれは時にはとても強く、美しく見えることがあります。

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