人類の移動ルートを調べてみた

遺伝子検査の結果が出るまでは、まだ少し時間がかかるみたいだから遺伝子のルーツの旅にでも出てみますかね。
人類の祖先を探るという広大なお話になりますが、学術的な文章は堅苦しいので、私が理解できた範囲で噛み砕いて探ってみます。
(ぶっちゃげ、学術的なものを読んでると、ABCDとかで型分けされた祖先のルートを理解しようとするとむっちゃこんがらがってしまい頭が痛くなったのは内緒w)

人類の祖先はアフリカから始まった

もう人類が誕生した場所がアフリカだということは、覆らない定説として小学生でも知っていることですよね?
でも、最近の小学生はそんなことには興味が無いから知らんかもしれませんがね。

で、どうやってアフリカだと特定したのかと言えば、ミトコンドリアのDNAを遡っていくとある特定のDNAに行き着くことが現在分かってます。
そのDNAの持ち主を科学者たちはミトコンドリア・イブと名付けてます。
そうです、聖書に登場するアダムとイブから名前をつけるという分かりやす発想ですね。

ついでにアダムももちろんのこといますよ。
こちらは、男のY染色体を遡っていくと特定の染色体に行き着くことになり、それをアダムと命名されてます。

ということで、この2人もしくは、一族がわれら人類の共通の祖先ということなんです。
ただし、この2人のみが人類の祖先という訳ではないんで、間違えないように。
DNAの紐解きかたで一番単純にみつかる2人をアダムとイブにしようという話です。

で、どうしてアダムとイブがアフリカ発祥かと言えば、この方達のDNAが残っている場所はアフリカの人たちにしか残っていないということなんですよ。
他の場所のDNAは、すべからくこの2つのDNAから分岐していっているということです。

で、ミトコンドリアから推測される人類の共通祖先は20万年前前後までさかのぼります。
そのころにアフリカにはエデンの楽園があったのかもしれませんね。

ちなみにヨーロッパ人とアジア人の分岐は15万年前前後ぐらいです。
もうね、何万年前とか言われるとピンとも来ないけど、なんとなく遠くない過去な気がしてきませんか?
意外とヨーロピアンとも共通な特徴がありそうな気もしなくもない。。。なわけないですね、やつらの足の長さはむかつきますw
なぜ、我が祖先たちはDNAを分岐するときに足の長さを誤ったんだろうか。。。

アフリカから出発した人類の移動ルート

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んじゃ、アフリカからどうやって人類は散らばっていったのかの本題。

アダムとイブから分岐したDNAををたどると4つか5つぐらいに分かれてるようです。
その中で一番の冒険ヤローのDNAが7万年前ぐらいにアフリカを脱獄。
この冒険ヤローは、海沿いを東回りで東南アジアまで移動しているツワモノ達です。
さらにDNAを分岐させた子孫たちは、オーストラリアに5万年前ぐらいには到達していたと推測され、一部は日本にも到達し、中国にも定住するぐらいの広い範囲へと広がってます。
最終的には、シベリアを通って北アメリカまで移動してるあたりが半端ない。

また、同時期にアフリカを脱獄したDNAがもう1種類あり、冒険ヤローと仲良く移動している感じで東南アジアから中国まで行動をともしていますね。
このDNAと冒険ヤローが古モンゴロイドです。

ここまで、5万年前のお話。
とりあえず、2つのDNAが派手に動いて日本まで到達してるんですよね。
日本に到達したのは4万年前ぐらいですが、このDNAが日本の石器時代を形成してます。

氷河期の終わりとともに新興遺伝子の大移動

アフリカから出なかったDNAの中から新たに誕生したDNAが第二期のアフリカ脱獄組。
大体、3万年前ぐらいにアジア方面に進出して、さらにDNAの分岐&拡散していきます。

また、氷河期の終わりとともにヨーロッパ方面へも進出していきDNAの分岐&拡散が多様化されていく時期です。

氷河期の終わりということは、地球の温暖化により定住できる地域が増えることを意味してましたので人類の移動が活発になった時期でもあります。
このころに最初にアフリカを脱獄した冒険ヤローが北米に到達しているんですよね。

ざっくりとした現在の人類の移動ルートでしたが、約1万年前ぐらいにDNAの移動と定住先は決まったみたいです。
が、しかし人類は戦争大好きなところがあり、近代前はDNAの移動の歴史ではなく侵略の歴史でDNAが書き変わっていくんですよね。
特に中国は、侵略の歴史で何度もDNAが書きかえられている地域です。
DNAからみる中国歴史もまた興味深いものがあります。
ただ、日本はDNAからみる歴史はあんまりおもしろくなんですよね。
でも、日本人のDNAからはアジアの各種のDNAが混ざり合っているところがあり、アジアの混血児だともいえるところが不思議なところです。

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