59位:彼岸島
あらすじ
宮本青果店の店長の息子である宮本明は、数年前に彼岸島で行方不明になった兄・宮本篤を捜す為、友人と共に彼岸島に渡った。しかし、そこは吸血鬼が跋扈する地であった。兄を捜し出し、本土に連れ帰る為に奮闘する。
吸血鬼というよりもゾンビものに近いものを感じる漫画ですね。
バッサバッサと吸血鬼の群れを倒す爽快感と化け物吸血鬼との死闘が毎回ギリギリなところで勝利する緊張感がワクワクさせてくれます。
ただし、あんまり救いがないのが不憫です。一緒に島にやってきた仲間も吸血鬼になってしまい、自らの手でとどめを刺すとか非常に重いシーンが何度もあります。
それと、吸血鬼の血が体内にはいると吸血鬼化してしまう設定ですが、どう考えても主人公の体内には吸血鬼の血が入ってるはずなんですが、なぜか入らないという漫画ならではの展開は目をつぶりましょう。
細かい点でなんか違和感が多い漫画ですが、それを超える熱いバトルと仲間の絆の熱さにバトル漫画のよさが十分描かれています。
ただ、グロテスクなシーンが多数あることと絶望的なシーンが多いことは覚悟してください。
amasonから気に入ったレビューを抜粋
ある意味凄い
けっこう人気があるみたいなので
もっと内容(設定)が濃い(しっかりしてる)ホラー漫画かと思いました
買って読んでみると、、、展開が強引で行き当たりばったり、、、
地形から法則、前のコマ割りさえも完全無視、、、
30巻まで来ましたがドリフを彷彿とさせるほどのギャグ漫画、、、まったくつじつまが合ってないのに
読んでしまうのはある意味凄い!小さな島のはずだったんですけどねぇ、、、
キャラや勢いだけでここまで来ました
ほんと続ける事は力なり?だよ
何時終わるんだろ
巨大化していく「彼岸島」ワールド
表紙を飾る謎の男。大仏に頬杖をついて座し、不適な笑みを浮かべる。この得たいの知れない男は何者なのだろうか?
主人公?もしかしてラスボス?恐ろしげな表紙をドキドキしながらめくると、そこにはハアハアハアハア五月蝿い連中が殴り斬り殺し合う恐怖と爆笑の世界が拡がっていた。序盤は路地裏という閉鎖空間での鬼ごっこ、得たいの知れない吸血鬼に襲われる恐怖が醍醐味だ。そこから範囲の限定された島に乗り込み、閉じ込められる密室での恐怖。化物連中と普通の人間が戦うという絶望感。ゾンビ映画さながらの怖さと面白さ。
明の妄想は、やがて妄想しなくても嫌というほど女の裸を見ることになる地獄を予告し、明が妄想する必然性も消え失せていく(多分修行のしすぎで忘れた)。ところが、巻が進めば進むほど吸血鬼と島は巨大化していき、明たち人間側も人間離れしたパワーを発揮していく。一体序盤の恐怖や絶望感は何処に消えてしまったのだろうか。彼岸島はお化け屋敷から一大テーマパークに変わり果て、常時腰布一枚で戦いに挑むほど感覚も狂っていく。森林は吸血鬼を押しつぶす丸太という武器として大量に消費され、また大量に生えてくる。この島はいまだ成長を続けているようだ。吸血鬼もどんどんグロテスクになって読者をドン引きさせる!
果てには孤島から列島まで規模が膨れ上がるのである。いや確かに「島」だけど!