57位:ワンパンマン
あらすじ
一撃必殺! 強くなりすぎて、どんな凶悪な怪人もワンパンチで倒してしまうヒーロー“サイタマ”。平熱系最強ヒーローの伝説開幕!! WEB界のカリスマと超絶絵師タッグが贈る、日常ノックアウトコミック!!
ストーリーが単純明快で、どんなボスでもワンパンチで倒してしまう主人公サイタマの無敵ぷりに爽快感があります。
わき役たちには個性的なメンバーが描かれてあり、サイボーグや超能力者など様々な特徴があるエリートヒーローがいる中で、一番しょぼい外見なヒーローがサイタマ、そのなかで周りが苦戦をしているボスすらワンパンチで倒していくギャップが最高。
あと、作画の村田 雄介先生の画力に脱帽しますね。
基本webで無料に読めますので、ぜひ一度読んでみてください。
amasonから気に入ったレビューを抜粋
5つ星のうち 5.0この作品を愛して全力で作ろうとしている熱意が伝わる。
別に村田先生のファンでもなければ、ONE先生のファンでもありません。
ただ、ONE先生の原作は読んでいました。原作は、適度な緊張感とハートウォーミングが売りのシュールギャグでしたが、これは圧倒的な画力で紡がれる【間の抜けた強い男】を描いたストーリー。別物です。
ただのゆるい日常でもなければ、緻密に練られた歴史物のようでもなく、だからといってア◯雪のような映像美と音楽だけのスピード展開ストーリーでもない。
私は素晴らしいコラボレーションだと思いました。確かに村田先生の絵はすごく美しいけれどコレといったクセや特徴がなく、読みやすくて良くも悪くも100点満点の秀才の絵です。漫画絵のプロです。
だから、クセの塊であるONE先生の世界観にガッチリと組み込めたのだと思います。
これは、原作とは全く別物。原作の方が良かったと言う人がいても仕方のない事だけど、この村田版の漫画を楽しめないというのは残念に思える。
エンターテイメントが増えたと考えた方がいい。原作と違う展開の部分もあるし、書き下ろしもあるし、タマツキは萌えかわいいし。ワンパンマンを別の角度から2度楽しめる。
アニメも素晴らしかった。あの素晴らしい戦闘シーンは村田漫画の全力ワンパンマンがあったからこそ出来た事だと思いました。そして、この漫画自体が単調でつまらないという言い分もわかります。これは好みが分かれる漫画。でも、昨今騒がれてるお◯松さんというゆるいブラックジョークアニメが流行るような時代に、こんなに様々な媒体でみんな全力で真面目に骨太な新しいギャグ漫画を作り出そうとしてるという姿勢がとても好きです。
銀魂ほど泣けない、マサルさんほど笑えない、そうじゃないんだ!これはラッキーマンとか、あの辺のゆるい肉弾漫画が好きな世代にはドンピシャだと思う。
というか、この漫画は別に笑わせようとしていない。
登場人物もクリエイターも皆真面目に全力。
だから好感が持てます。(だから白けるという人もいる)水戸黄門を見てスッキリする、仮面ライダーを見てライダースーツがかっこいいと思う、いつまでたってもダチョウ倶楽部や吉本新喜劇は面白い、そういう純粋な気持ちを持った「大人」が読むと楽しい漫画です。
個人的にはロックマン世代なので、ジェノスのサイボーグデザインに感動しました。五巻の表紙裏の絵が一番好きです。ジェノスかっけぇ。
まさかの人気プロ漫画家によるリメイク
元々、本作品はweb漫画として無料公開されており、私も一読者としてとても楽しませてもらっていたが、
まさかこの漫画が、少年ジャンプで連載されていた「アイシールド21」の作画担当の村田雄介さんによって
リメイクが為されるとは想像だにしていなかった。青天の霹靂とはまさにこのことであろう。ストーリーに関しては今さら事細かに言うつもりはない。
作画面に関しては、村田さんの手によって描かれた本作は絵に迫力と説得力が増し、
特にバトル描写は空間の高低差を上手く描いた立体的な作画によって、非常に見応えがあった。
敵キャラクターも最早別物では?と思うほどデザインが洗練されており、
さすが商業ベースで連載されていた方だなと唸らされる。反面、コメディ部分では序盤の頃はまだ絵が馴染んでいない印象を覚えた。
この点に関しては、ONEさんの描く独特の脱力コメディは、
原作の絵で表現するからこそ映える部分もあるのかもしれないなぁとか思ったり。
(ただこういった部分は、話数が進んでいくにつれて解消されてきている)総評としては、村田さんの気合の入った作画で抜群に見映えがよくなり、
それでいてONEさんの書くシナリオの風合いを損なわずに、
原作同様さくさくと楽しめる良質な漫画に仕上がっていると感じた。
まだ本作を知らなかった人や、原作の絵で敬遠していた人達が、
これを機にワンパンマンの魅力に存分に触れて欲しいと願う。