アライブのレビュー

92位:アライブ

作者:あだちとか (著), 河島正 (著)
出版社:講談社 月刊少年マガジン
発売日:2003/11/15
完結済み


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Amazonmaou

あらすじ

舞台は日本の中心、東京。幼い頃、両親を交通事故で亡くした叶太輔は、姉であり、自身が通う高校の養護教諭である叶陽子、幼馴染の落合恵、そして親友である広瀬雄一と共に普通の高校生活を送っていた。
ある日、太輔は「何か」が自分の中に落ちて来たのを感じる。そのときは気のせいとやりすごすが、その日の帰宅途中、自分の目の前に笑顔の少女が飛び降りて来て自殺した。「自殺」……それを一瞬、羨ましいと感じてしまった太輔は大きく戸惑う。さらに自分の周りだけでなく、日本全国、世界各国で、ときを同じくして自殺者が相次いでいることを知り、動揺する。後に<悪夢の一週間>と呼ばれる日々の始まりだった。


超能力バトル漫画。
まさしく妄想しやすい超能力によるガチンコバトルが展開されます。
この超能力の中で私が一番欲しくなるのは、やっぱり勝又の洗脳の能力。攻撃力は皆無だけど、一番夢が広がります。

ストーリーは宇宙から未知の意識体が人類に同化して、その意識体に耐えられた人間が超能力を開花する設定。
その意識体の中にも親玉があり、それを巡って能力者がバトルをする展開です。
展開は大まかに1部と2部に分かれて、1部では主人公の叶 太輔が自分の目覚めた能力に戸惑いながら謎の組織にさらわれた幼馴染の女の子を取り戻すために北海道を目指す展開で、この漫画の核心部分が徐々に明らかにされていきます。

この漫画のいいところは、最初から最後まで分かりやすい対決軸がおかれてあり、なぜ意識体が地球に来たのかとか小難しい話もありますが、ストーリの流れはシンプルで読みやすいいです。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

能力者ものの隠れた傑作

ある日全世界規模で起きた異変。
それまで普通に暮らしていた人々が突然自殺をする。
時同じくして超能力に目覚める人間たち。
幼馴染や親友と平凡な日常を送ってた主人公もまた否応無く巨大な現象のうねりに巻き込まれていくのだが……

結論からいうと物凄く面白い。もっと話題になっていい。絵もすっきりと透明感があってすごくキレイ、男女ともに美形で個性的なキャラが多いので女性陣にもおすすめ。親友との別れ、対立、そこから始まる新たな出会いと大切なものを取り戻すための旅……能力者バトルものとしても大満足の読み応えを保証しますが、涙や感動、家族愛が盛り込まれた濃厚な人間ドラマ、さまざまな人間の信念と思惑が錯綜する群像劇としても非常に完成度が高い仕上がりとなっています。
馬鹿で無鉄砲でまっすぐ、少年漫画の王道をいくような主人公・太一を支える脇役も魅力的。敵もけっして存在感で負けていません。アニメ化中止になってしまったのはすごく残念です。原作に忠実にアニメ化すれば絶対面白い作品になったのに……。

何気なく生きていると思う人へ

私は弟から借りて読み始めたのですが一言でいうと「面白い」です。

それもものすごく…。一見明るく見えるキャラ達ですが深い闇を心にもっています。生と死。果たして死ぬということが悪いことなのか?

誰でもふと思ったりはしないでしょうか?

とにかくこの本は、読めば無意識に次の巻に手をのばしているはずです。臨場感溢れる絵もすごくあっていると思うし、たまに入るギャグもおもしろいです。

大人も子供もハマること間違いなし!あなたもアライブ~最終進化的少年~にどっぷりとひきこまれる事を覚悟して下さい(笑)

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