10位:銃夢Last Order
あらすじ
『銃夢』の花崗岩堂での戦いにおいて一度は宿敵ディスティ・ノヴァ教授に勝利したガリィ。しかし、予備の脳チップにより復活したノヴァの罠によりガリィは殺害され、爆散した彼女の遺体の一部は空中都市ザレムに持ち込まれる。ノヴァはザレムにおいてガリィの脳組織を復活させ、宇宙兵器「バーサーカーボディ」を参考に彼が設計し開発したナノマシンベースの戦闘用サイボーグボディ「イマジノス体」を与える所から物語は始まる。だが、復活を果たしたガリィが目にしたのは、何者かに惨殺され放置されたノヴァの死体と、ノヴァ自身が彼女宛に残したインタラクティブメッセージであった。
超未来型バトル漫画。
もうね、人が想像しうる未来の先での話です。サイボーグやらナノテクノロジーやら科学の粋を集めたら個人でもこんなに強くなるかもしれないとワクワクしてしまうそんな気持ちにさせてくれる漫画です。
一応、銃夢の続編として、同一キャラが多数出てきますが、読まなくてもあんまり気にするほどでもないかと^^;
まず、絵柄が格段に綺麗になっており、こっちを先に読んでから銃夢をみると残念感が・・・(´-ω-`)
超絶バトル漫画としておすすめです。
ガリィ 新生!
一度読んだら止まりません。
前作「銃夢」の続編です。ただ前作は前作で一つの作品として完結しており、
これは前作ラスト近くから新たに物語を紡ぎ出したものです。
世界観は殆ど変わりません。
サイボーグが闊歩する世界、うごめくように生きる人々。
無法と無秩序に囲まれた世界と空中都市「ザレム」、宇宙都市「イェール」を
舞台とし、サイボーグである少女「ガリィ」が生きていく様を描いています。
基本的に格闘モノなのですが、全体に哲学的な部分が多く入っています。
ですが事細かに補足が付くので、話が分からない、ということは余りないかと思います。
作者の独特の世界観が作品に色濃く反映されており、
「生」とは何か、「死」とは何かを投げかけられます。
この作品の素晴らしいところは、それがワザとらしくないところです。
哲学が嫌いな自分もいつの間にか唸らせられていました(笑)
純粋にマンガとしても楽しめます。
男の人が好む画風ではありますが、意外と性別問わず読めると思いますよ。