ベイビーステップ

32位:ベイビーステップ

作者:勝木 光
出版社:講談社
発売日:2008/2/15
連載中


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Amazonmaou

あらすじ

主人公の丸尾栄一郎は、小学生の頃から成績オールAで、クラスメイト達からは「エーちゃん」と呼ばれている普通の高校1年生。ある日、栄一郎の授業用ノートを、隣のクラスの鷹崎奈津に貸すことになり、その神経質に几帳面なノートの凄さから変人扱いされてしまう。後日、運動不足を解消するため、南テニスクラブ(通称STC)の無料体験に参加した栄一郎は、そこで奈津に偶然に会い彼女がプロプレイヤーを目指していることを知り、彼女との会話を通じて本格的にテニスを始めるようになる。


私が中学生のころの部活がソフトテニス部だったことをさしおいてもお勧めできる漫画。
最近の必殺技があるようなスポーツ漫画とは一線を画しており、リアルなテニスの試合展開で熱くさせてくれます。

主人公は、これといった特徴が無い平凡なキャラをしていますが、持ち前の頭脳と粘り強さでテニスが上達していく様は読み手に感情移入をズッポシさせてくれます。
相手の弱点を探しすテニスをするんですが、嫌みのある展開にはならず、応援したくなる展開ばかりで夢中にさせてくれますね。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

ヤル気が出るテニスマンガ

僕は中学生でソフトテニス部をやっています。
で、友達に面白いと思って買ってみましたが
なかなか現実味があって面白いです。

結構スポーツ物のマンガって言うのは
主人公がすごい才能を持ってたりするもんで
少し現実味が無かったんですけど
このマンガは違います!!

テニスをやってる人だと
自分と比べたりできるので面白く、
展開も速すぎないのでとても読みやすいです。

テニスをやって無い人でも十分に
楽しめるはずですのでぜひ買ってみてください。

ちなみにこのマンガを買い集めていくと
11巻か12巻あたりでドライブボレーについて
出てきますが、僕はストロークが得意ですが
ボレーが苦手なのに前衛をやってるので
参考にしてドライブボレーができるようになりました。

本当に役に立って面白いのでオススメします!!

5つ星のうち 5.0動機の薄い人間が、やりたいことを見つけてそれに邁進していくこと

極論を言ってしまえば、動機がない社会で、薄い人生を生きている人間が、「やりたいことを見つけてそれに邁進していくこと」を描いた漫画です。また「大きな物語」や大目標に駆り立てられるか、好きな女の子に認められたいから頑張るといった、旧来のスポーツ漫画と比較して、「目の前の小さな成長の手ごたえ」を「積み重ねる」という、異様に地味なプロセスを描くだけという点も、非常に秀逸。そしてなによりも、これまでのティピカリーなスポーツ漫画と比較して、圧倒的に地味なスタイルで10巻に到達し、しかもじわじわと人気が上がっているその支持のされ方も、非常に素晴らしい。これが「売れる」のであれば、これまでのマーケティングのスタイルが非常に変わると思うのです。内容で僕が一番ぐっと来るのは、地味に頑張る+論理的に技術を習得していくというプロセス系のスポーツ漫画にありがちな、「すべて論理的に頑張れば勝てる」というような単純な結論に落ち着かないで、論理と練習の果てに、成長する一瞬のチャンスとして、「今までの自分の論理の結果をすべて捨て去るというリスクテイクをして、その結果大失敗!!」したことによって、相手が動揺して勝負のツキを招き寄せるというような、「リスクテイク(現場経験)」が、勝負のや現場の最前線では必要なことを見事に描いている点です。そう!これだよ!と僕は何度も、うなりました。勝負というものの、ある種のギャンブル性をよくわかっている。論理的なアプローチをしていながら、その真逆の方法論に飛び込むことが、ステージを変えることを、見事に描いていて、感心します。・・・凄いよな、、、これだけ地味な作品だと、普通★3つくらいなのに、2009年を通して1位と思うほどの評価になるんだもの、全体を通して読んでいると。

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