ベルセルク

21位:ベルセルク

作者:三浦 建太郎
出版社:白泉社
発売日:1990/12
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あらすじ

身の丈を超える巨大な剣や大砲を仕込んだ義手など様々な武器を手に、ひとりゴッド・ハンドを探し出す旅を続ける「黒い剣士」ガッツ。行き掛かり上共に旅をすることになった妖精パックと共に、各地で人々を脅かしている使徒を追い、狂戦士のような戦いを繰り広げる。


大剣一本でバッサバッサと化け物を倒すガッツの姿が大好きです。
絵柄はダークトーンで、中身もグロ描写満載ですので、受け付けない人はいるかと思います。がしかし、中世ヨーロッパを背景とした戦争シーンとかたまりませんw
世界観を広げすぎたところがあり、どう物語が終わるのかさっぱり分かりませんw
私としては、ガッツの傭兵時代の背景で成りあがっていく章が一番好きなんですよ、あまりリアルから外れてもね^^;

連載が止まって久しいですが、いつかきっと完結させてくれることを願ってます。
それでも続刊を待ち続ける

素晴らしい漫画です。その魅力は
・人間味あふれるキャラクター描写
・恐ろしいまでに描きこまれた美麗かつ迫力ある絵
・壮大な世界観
などに集約されます。
またエログロ描写が半端なく、人を選ぶ作品でもあります。

開始1ページ目がもうアレなので生理的に受け付けない人も多いでしょうし、自分は中学生の時に読んで単行本13巻あたりの強烈なシーンがトラウマになり二度と読むものかと思ったくらいです。

それでも一度読み始めると止まりません。大人に読んでほしい傑作ファンタジー漫画です。

でもこの素晴らしい漫画にも問題が。それは話の進むスピードが恐ろしく遅いこと。
現在20年も連載され、35巻まで刊行されていますが、話が集約されるどころかどんどん大風呂敷を広げていっています。最近は単行本が一年に一冊しかでないためにファンはさらにもやもやすることに・・・。
でもこれはもう諦めるしかない。圧倒的な描写力をみれば遅筆なのは納得です。

作者は雑誌の巻末で
「休載中もずっと兵隊を書いていました」
「今年はまだ3日しか休んでない」
とか男気あふれることをコメントしてます。漫画家の鑑だよ・・

暴力の嵐・・・。圧倒的な画力。重厚な人間模様・・・。

この漫画はすごいです。栄光と挫折、そして復讐・・・。◆ここまで重厚に人間模様を描ける著者の腕は本物です。◆PS2でもゲーム化されるそうですが、個人的にはドリームキャスト版「ベルセルク」をぜひ体験していただきたいと思います。・・・「ドラゴン殺し(剣)」と「大砲」で化け物相手に暴れまくる「原作」の迫力が忠実に再現されています。ゾッドや使徒ももちろん出てきます。「平沢進」のBGMも「黒い剣士」の世界観に比類なき「華」を添えています。◆「風の谷のナウシカ」と並んで「短い人生で一度は目を通しておきたい漫画」として推薦させて頂きます。


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