99位:頭文字<イニシャル>D
あらすじ
藤原拓海(ふじわら たくみ)は一見ごく普通の高校生だが、父が営む「藤原とうふ店」の配送を手伝い、秋名山の峠道で日々AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを走らせるうちに、非凡なドライビングテクニックを身に着けていた。ある日、赤城山を本拠地とする走り屋チーム「赤城レッドサンズ」のNo.2である高橋啓介(たかはし けいすけ)に勝利したことで、「秋名のハチロク」の噂は近隣に広まっていく。当初は状況に流されるままバトルを受ける拓海だったが、手練の走り屋たちの挑戦を経て、次第に自分の才能と夢を見つめなおすようになっていった。
やがて、拓海は「頂点に立つドライバーになる」という夢を持ち、啓介の兄・高橋涼介(たかはし りょうすけ)が立ち上げた群馬選抜チーム「プロジェクトD」のメンバーに加わる。プロジェクトDは「1年間のみの限定活動」「関東完全制圧」を謳い、拓海がダウンヒル、啓介がヒルクライムを受け持つダブルエース体制で、県外の名だたる峠道へ遠征する。拓海は愛車ハチロクを自在に操り、誰の目にも圧倒的に速いと思える車を相手に対等な勝負を繰り広げ、公道最速伝説を築いていく。
カーバトルの傑作。
はじめてイニシャルDを読んだ時は、絵柄が好きにならずに読むのをあきらめましたが、漫画喫茶で再度読んでみると、どんどんストーリーにはまっていき、10時間パックをイニシャルDにつぎ込んでしまってましたね。
主人公の拓海が最初はカーバトルに興味がなくて、めんどくさそうにバトルを展開しいても相手をぶっちぎる様からどんどんカーバトルにはまっていく様、次々に現れるライバル達、最後はプロジェクトDなる組織に属して公道の王者になろうとする展開などカーバトルの魅力が詰まってます。
あと、漫画に登場する峠も実在しているらしく、リアリティを感じさせてくれます。が、描かれているドライビングテクニックは、現実では無理じゃないのかね。
この漫画をよんで一番影響が受けたのは、山道を車で運転しているときについついイニシャルDみたいな運転ができないかと思ってしまうことですかな?
100%無理なのは分かっているんだが、山道のカーブなんかを曲がるときは妄想をしてしまいます。
ま、私はビビりだから安全運転で曲がってますが、気持ちは全速ドリフトで横Gを想像してます。
この漫画の影響で車の改造まで手を出しちゃってる人はすごいですが、公道では安全運転を。。。
amasonから気に入ったレビューを抜粋
遂に完結!
連載が始まったときは、拓海たちと同世代だったのに、終わるころにはこっちだけおっさんになってしまいました。
AE86の事を知らない世代にも、ハチロクという小型FRスポーツカーのことを広め、ついには本家トヨタからハチロクの名前のFRスポーツカーを販売させるに至った社会的影響は大きかった作品だと思います。
長い連載の間にはストーリーの中だるみも致し方ないと思いましたが、どうせならプロジェクトDをもっと早く終わらせて、拓海や涼介をサーキットへ連れ出してもよかった(バリバリと同じパターンになってしまうが)とも思いました。でも、最初から最後まで峠の走り屋であってこそ“D”なのかもしれませんね。
いいよ、これで。
あまりの低評価に覚悟して読んだせいか、それなりに楽しめた。
ラストバトルの終了については、もうこれでいいです。(投げやりじゃなく。)
どんなにド派手な勝ち方をしても、今までと同じ程度の出来上がりにしかならなかっただろうから。
実力が拮抗した二人の天才に差をつけるのは、「ドッグファイト慣れした拓海」ということで、
きちんと勝利の理由も納得行くものだったし、いいんじゃないでしょうか。
vsゴッドハンドのゲロよりずっといい。
20年以上待って放置のままフェイドアウトされるマンガや、明後日のオチで終わる幾多のマンガと比べたら、
一応きちんと終わらせたということだけでも立派な仕事をしたと思います。
満足することにします。思えばやはり、FCとのバトルがこのマンガのピークだったと思う。
あれ以上は、オマケ。
高橋兄弟と拓海萌えな人たちのマンガということで、いいじゃないか。
私は最後の最後まで涼介さん(実は陰の主人公?!)に萌え続けられて、幸せでした。
何を隠そう、10年前頃はサーキットにもハマりました。
峠も毎日のように攻めました。
秘密ですが、公道●●●km超で走ったこともありました。
そんな青春が、涼介さんの髪を通り過ぎる風のように、ふわっと、儚く消えた気分…。
書いていて切なくなりました…(涙)
焼肉パーティでの啓介にも爆笑。可愛い・・・’
穏やかで優しい目をした涼介さん…あなたのことは、一生忘れません!番外編のインパクトブルーは読んだことがなかったので楽しめました。
真子の進化の始まりですね。
中学生の拓海も可愛かった〜’
いろんな男(漢)と可愛い女の子がたくさん出てきて楽しいマンガでしたね。
文太の過去の話や拓海ママとのなれそめとかも読みたかったーしげのさん、長い間お疲れ様でした。
このマンガのことは、絶対に忘れません。
ありがとうございました!