土竜の唄のレビュー

54位:土竜の唄

作者:高橋 のぼる
出版社:ヤングサンデー
発売日:2006/1/5
連載中


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あらすじ

主人公の菊川玲二は谷袋署交番勤務で、警察の問題児。広域暴力団数寄矢会(すきやかい)の会長、轟周宝(とどろきしゅうほう)を逮捕するため署長にモグラ(潜入捜査官)を命じられる。


やくざ組織に潜入した警察官の任侠コメディ漫画。
広域暴力団数寄矢会(すきやかい)の会長を逮捕するために潜入捜査官になった菊川玲二が、やくざ組織で次々と手柄をあげていく様は痛快です。敵対勢力を倒す時のミラクルっぷりは笑いが出ますよ。
潜入捜査官としてのシリアスな部分もありますが、半分はコメディですな。
でも、警察官として最後の一線を守る信念持ちつつ、やくざの仕事をこなす姿はあっぱれです。

あと、随所にちょいエロが混じってるのもやくざ漫画のいいところ。

基本は、やくざ漫画らしく男の信念と熱さが読めるいい漫画です。
任侠漫画と思って読んで来なかった人はぜひ読んでみてください。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

日浦の兄貴(クレイジーパピヨン)の生き様に痺れろ!

高卒巡査、菊川怜二 20歳が主人公。
テンポのいいストーリー展開で、冒頭から引き込まれる。

日本最大の暴力団のトップを検挙するため、警官のポジションを捨て、
相手方の中に潜入する隠密の捜査官に、菊川は身を投じてしまう。

様々な敵との闘いを通じて、徐々に菊川は本部の中心に近づいていくのだが、
本作品の中でも、主人公以上の存在感を示す日浦の兄貴・クレイジーパピヨンとの
交流が本作品を高度なものに引き上げている。

スーツの背中に、色鮮やかなアゲハ蝶のデザインを施し、
往年のエルビス・プレスリーのような色男・クレイジーパピヨン。
違法カジノでの初対面時には狂っているのか?と思わせるぶっ飛びぶりだが、
その生き様は、一言で言えば「真摯」。

まじめなヤクザなのである。

債権を回収するために議員の虫歯を電気ドリルで粉砕するかと思えば、
借金を踏み倒した息子の老父母の行方を追い、農作業で疲労しきった姿に
回収を即座に断念。

襲撃された菊川を助けるために、ヒットマンから両足を奪われる悪夢。
そして、奇跡の復活。

日浦の兄貴とのバトルがどのような形で決着するのか?
恐らく、その一点に作者は集中せねばならない日が来るだろう。

この物語の見所を一言で言えば、以下のとおり。
「日浦の兄貴の生き様に痺れろ!」

ちょっとギャグと下ネタも混じった熱い男のヤクザ潜入調査マンガ。

弾かれもんかもだけど、信念だけはあって。

アメトーークで、ピースの又吉が言ってたことがある。

「ギャルはいいですよぉ。」

なんか、イヤーな響きに聞こえない事もないけど、こう続ける。

「ギャルは見た目で差別されたりするけど、いろいろ考えてて、その結論があの見た目なんだ」と。

分からんでもない。ただ、実際にギャルと付き合ったことのない自分にとっては未知の世界なのも事実。ちょっと付き合った事もあるけど、ギャルよりも強い属性があったので、なんとも言えず。

高卒ペーペーで警察官になった、菊川玲二。コンビニで万引きをした女子高生を脅迫して裸を見るような最低店長にいきなり拳銃を向けるような熱い男。そして、童貞。

真っ直ぐな警察官じゃない、ちょっと不良感が漂う玲二に署長から指令が下る。

日本一凶悪なヤクザ、数寄矢会への潜入調査。

ヤクザってなにか、そして、玲二は日本一凶悪なヤクザ、数寄矢会のドン、轟周宝を捕まえる事が出来るのか!?

ちょっとギャグと下ネタも混じった熱い男のヤクザ潜入調査マンガ。

映画化したこともあって、結構、惹きつけられます。

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