群青戦記のレビュー

91位:群青戦記

作者:笠原 真樹
出版社:ヤングジャンプ
発売日:2014/1/17
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あらすじ

滋賀県にある私立高校:星徳(せいとく)高校。 全国屈指のスポーツ強豪校で有名なその学校だが、華やかさの裏では、生徒間で格差が付けられる「スクールカースト制度」による差別やいじめ、2件もの生徒の自殺などといった闇も抱えていた。
そこに通う歴史マニアの男子生徒:西野蒼は、弓道部の3軍扱いされ、差別される側として学園生活を送る中で、「自分が戦国の世にいたら武勲を立てて活躍できたのに」などと日々思いながら生きていた。
ある放課後。火の玉、赤い雨、蝉の大量発生、学校を覆う濃霧。突如として起こる怪現象。気が付くと学校の周りの景色は一変していた。
「自分たちは戦国時代にタイムスリップしたのか!?」
部活動で学校に残っていた大勢の生徒や教師たちが混乱する中、足軽や農民が武器を持ち、彼らに容赦なく襲いかかって来る。命のやり取りなど未経験の生徒たちは、殺し合いが当たり前の世界で次々と死んで行く。
「死にたくねーなら順応しろ」
そんな中、死を前にして戦国の世界に順応し始めたアスリート達は、それぞれの「部活」で鍛えた武器を手に戦い始める。
青春の青。そして、血の赤。混じり合う「群青」の運命に、高校生アスリートたちは立ち向かって行く――。


タイムスリップ物で使い古された感じがする戦国時代へのタイムスリップ漫画ですが、学校の部活というさまざまな選手による戦い方があり、飽きさせませんね。
一対一の対人戦だといまのところ卓球部の選手が最強っぽいのがおもしろい。

主人公は、弓道部で弓の名手になりつつありますが、基本的には策略にたけた感じなところが私好みです。
タイムスリップした直後は、わけもわからず合戦が始まって、高校生達がガンガンに死んでいくんんですが、主人公の西野蒼が歴史好きということで、その知識から戦いを先導していく様はかっこいいです。

タイムスリップした場所は尾張藩のなかで、最初に出会った武将が秀吉。この秀吉と最初は戦いますが、最終的に秀吉の配下となる形で決着。
次なる目標が本能寺の変の阻止になっていくんですが、このあたりから史実とはどんどん異なる展開となり、どうなっていくのか目が離せなくなります。

ただ、戦国時代での戦いを描いていますので、グロ描写はそれなりにあります。首がガンガン飛んでいきますから、グロが嫌いな方には、受け付けないかもね。

「死にたくねーなら順応しろ」
というセリフで高校生チームもガンガン殺しまくるんですが、順応しすぎでしょ、と思わなくもなかったりw

amasonから気に入ったレビューを抜粋

また1つヤンジャンが充実

最初は学園もの、タイムスリップとはまた既視感のある設定・・・と期待値は高くなかったんですが、
2ページ目の見開きで早くもかなり心踊らされ、「死にたくねーなら順応しろ」のあたりで
ガッツリはまってしまいました。比較的頼りになりそうなアスリートの面々に個性が足りない
気がしますが、すぐに死ぬ運命だから?それとも今後化けていく?
なんにせよ先が楽しみです。願わくば4、5巻ぐらいまでにもう少し絵が垢抜けてほしいです。
あとタイムスリップものはオチが・・・ってその心配はまだいいか。

今後に期待したい作品

舞台は学校。
普段と変わらぬ放課後だったはずが、さっきまでの天気は何処へとばかりに赤い雨が降り注ぎそれが止んだと思ったら、セミが大量に土から這い出てきて羽化し出す。フェンスや木に張り付いたセミは一斉に鳴きだし、そしてあっという間に命尽き地面へと落ちていく。
まるで一瞬で時間が経った様に。
そして気づけば学校の周りの景色が一変している。

主人公は歴史好きで物静かな弓道部の男の子(表紙の子)
大人しく喧嘩や自分を主張するという事と無縁の彼が、その深い歴史の知識と徐々に覚醒していく弓の腕前で、今後この世界でどう生き抜き戦っていくのか非常に興味があります。
またそれが今後の歴史にどう関わっていくのかなども含め期待して次巻を待ちたいと思います。

凄惨だけどときめく

ちょっと引くくらいグロイんだけど、絵がまだ安定してないから奇妙さも加わって、戦闘シーンはちょっと気持ち悪い感じがする。
でも、それを補って余りあるリアルさと展開が待っていて、期待は大きく持てる。
全体的に明るさが全然ないんで、すご〜く暗い感じで話が進んでいくし、絵的にも暗い。
内容はこれからドンドン面白くなりそう。

ぶっちゃけて言うと、主人公がヒロインに恋しているという設定はいらないんじゃないだろうか?
その恋愛感情がとっても不必要に感じる。
へたすりゃヒロインがうざい。

恋愛はすっとばして戦闘に力をいれてほしい。

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