進撃の巨人

7位:進撃の巨人

作者:諫山 創
出版社:講談社
発売日:2010/3/17
連載中


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あらすじ

繁栄を築き上げた人類は、突如出現した“天敵”「巨人」により滅亡の淵に立たされた。生き残った人類は、「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という巨大な三重の城壁の内側に生活圏を確保することで、辛うじてその命脈を保っていた。城壁による平和を得てから約100年後。いつしか人類は巨人の脅威を忘れ、平和な日々の生活に埋没していた。


巨人という圧倒的な化け物が存在する世界での話。
理不尽すぎる強さに多くの人々がやられていく中で、巨人の打倒を誓った主人公の成長物語。

バトルは立体機動というワイヤーアクションみたいなものを使って立体的なバトルはドキドキさせてくれます。
自身よりも大きい口に向かって突撃するなんて  ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

徐々に巨人の謎も解明されてきていますが、話を広げすぎて今後はどうするのか展開が不安になりつつも続巻はよ (゚д゚)
伏線の先を考える楽しさ

数年前に人に借りて一度読んだことはあったのですが、改めて読み直しました。
あれ、こんなに面白かったっけ・・・・?

構成がうまく、テンポが早いので、夢中になって最新の20巻まで一気に読んでしまいました。

圧倒的な熱量、絶望に満ちた世界観、練られた設定、そこに不意打ちで挟まれるシュールなギャグ、ぶっとんだキャラクターと
魅力はたくさんありますが、私にとってのこの漫画の一番の面白さは、張り巡らされた伏線を推理することです。

毎回予想のつかない展開ですが、決して後付けではなく、作者がずっと前から温めていたことがわかります。

謎が解明された後、もう一度最初から読むと、
ああ、これはこういう意味だったのか!という新しい発見があり、何度読んでも美味しい漫画です。

よく「出落ち」とか「インパクトだけの漫画」なんて批判がされていますが、そんなことはありません。
これは話が進めば進むほど、繰り返し読めば読むほど面白くなっていきます。

続きが気になりすぎて、初めて別マガ買っちゃいました。

巨人を駆逐すればみんなハッピー、という単純な話ではなくなってきて、物語はより大きく、複雑になっていきます。

読みなおすために買いました。

最新刊22巻までを読み、
どうしても改めて最初から読みたくなり、1巻から全巻揃えることに。
きっと、1巻から読みたくなります。
そういう仕掛けがあります。

最初から考えてあったストーリーなのだと。
さまざまな事が1巻につながっているのです。
天才的なストーリー構成だと思います。

個人的に、
進撃の巨人は「絶望感の感じさせ方」が凄い!と思う漫画です。

絶望感だけなら読んでいられません。
でも、ただ絶望し暗い気持ちになる漫画ではありません。
絶望の中に、決して無くならない、
愛と希望があります。
人間の素晴らしさが凄くよく描かれている。
自由を求めるキャラクター達に違和感が無いのです。

最初の頃の巻に漂う中二病臭(ほんとゴメンナサイ)
に負けず、22巻まで読んでほしい…
まちがいなく、日本を代表する後世に残したい漫画。
いや、漫画の域を超えた最上級のエンターテイメントです。


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