GANTZのレビュー

70位:GANTZ

作者:奥浩哉
出版社:ヤングジャンプ
発売日:2000/12
完結済み


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Amazonmaou

あらすじ

ある日、玄野計は地下鉄のホームで小学生時代の親友だった加藤勝を見かける。正義感の強い加藤は線路上に落ちた酔っ払いを助けようとするが、助けに入った玄野と共に、進入してきた電車に轢かれて死んでしまう。
次の瞬間、彼らはマンションの一室にいた。そこには、同じ様に死んだはずの人々が集められていた。部屋の中央にある謎の大きな黒い球。彼らは、その「ガンツ」と呼ばれる球に、星人を「やっつける」ように指示され、別の場所へと転送されていく。
謎の物体「ガンツ」に集められた死んだはずの人々は理由もわからないまま、その素質の有無に関わらず、謎の星人と戦わなくてはいけない。玄野はその中で、戦いに生き延びながら成長し、「ガンツ」の世界に触れていく。


ラストに賛否両論がある評価のしにくい漫画。
確かに、ここまで仕上げてラストがそんなでよかったの?と疑問になりますが、ラスト以外は最高に手に汗握るSFバトル漫画。
はじめて、読んだ時には早く次の週が来ないか楽しみでしょうがなかったです。

まず、なんといっても絵がすごくマッチしていること。デフォルメされてなくて、リアルに忠実な背景がすさまじく綺麗に書かれています。
ストーリーは、突如謎の宇宙人と戦うことになってしまう展開で、バトルスーツを着ることによって宇宙人に対抗していくんですが、バトルスーツも提供される武器も近未来的なものばかりです。

ともかく、圧倒的な作画とストリー展開で楽しませてくれることは間違いありません。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

今までに無い漫画

このレビューを書いている時点ではGANTZの単行本は20巻まで発売されています。

ヤングジャンプでつい先日から”第2章”が始まったこの漫画。先が本当に読めません。

ただ、こんな事を書くのもアレですがGANTZは1~10巻辺りが一番面白いような気がします。

それは、なんの説明も無いまま話が進んでいき、この先どうなるのだろう?というワクワク感が

10巻辺りまで物凄く襲ってくるからです。

死んだはずの人間が集められる謎の部屋。

とにかく理不尽で理解出来ない状況に置かれる主人公達。

なんの説明も無いまま、この星に不法滞在する”異星人”達を相手に

過酷な狩りをさせられる・・・という漫画。

テーマ自体は思いっきりSFで、絶対に現実ではありえない世界観・・・なのですが、

SF作品なのにも関わらず、何処か現実味があり、この様な”部屋”が存在するのでは無いかと思わせます。

それもCGを使った背景に武器、そして日本が戦場の舞台。

主人公に限らず、死んでいく人間も思わず「こんなヤツいるいる(笑)」と思ってしまうような登場人物ばかり。

そこがこの漫画を引き付ける魅力なのだと思います。

ただ、勘違いしてほしくないのは”グロテスクだから”面白いというのではない事。

体が爆発して飛び散ったり、脳みそが出たり・・・そういう部類が駄目な人は駄目でしょう。

そういうのを”面白い”と感じるのは間違っています。

この漫画はとにかく説明がありません。「え?どういう事なの?」と読む側は思うでしょう。

登場する主人公達と同じ立場に立たされた感じさえします。そこが面白いです。

回を重ねていくうちに明らかになるGANTZの世界。

クライマックスはどうなってしまうのか・・・まるで一本の映画を見ているかのような感じです。

37巻一気読み、面白かった!

CGを使って構図を作ってから作画するという手法を使っているためパースが非常に正確です。その結果、1枚1枚の画の完成度が高く感心します。エロ/グロ系の画像が多い特徴がありますが、ストーリー自体が面白くそちらに価値があります。今回たまたま1巻目を読んだのが運の尽きで37巻を一気読みしてしまいました。最後はハリウッド的な終わり方で若干違和感を感じますが途中飽きさせることのないストーリー展開で必ず次が読みたくなります。進撃の巨人が面白いと思える人なら間違いなく嵌まると思います。

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