ハチワンダイバーのレビュー

85位:ハチワンダイバー

作者:柴田ヨクサル
出版社:ヤングジャンプ
発売日:2006/12/19
完結済み


購入先
Amazonmaou

あらすじ

表のプロとは違う、賭け将棋をなりわいとする「真剣師」の青年・スガタ(菅田健太郎)。アマ最強を自負する彼を倒したのは、秋葉原の女真剣師・中静そよだった!そよに異性として惹かれ、また真剣師として勝ちたいとも願うスガタに、彼女は、真の目的を明かす。父と兄を死に追いやった謎の真剣師集団「鬼将会」を潰したい。スガタとそよは、対局を経て仲間になった真剣師たちと共に、「鬼将会」に挑むのであった。手に汗握る対局。それはときに命さえも賭けるバトル。前代未聞の超ハイテンション将棋漫画!


私が将棋好きということで大好きな漫画。
将棋のルールが分からないといくら解説があっても、読みずらいかもしれません。
特に将棋の駒が擬人化されて戦い合うときに将棋をよく知っていたら抜群の面白さを感じることができるんですが、知らないとファンタジーな将棋にしか感じられないかもしれません。ま、描かれている感じがファンタジーな世界観が存分にでてますがね。

あと、女真剣師・中静そよのツンデレっぷりは、どきどきします。

最近ジャンプで始まった将棋漫画の何百倍も面白いのは確かです。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

熱い漫画

幼い頃から将棋を中心に生活を送り、まさに人生をかけて目指してきたプロ棋士への道が閉ざされ絶望し、漫然

と賭け将棋をして過ごしていた日々。そんなある日にアキバの受け師という、賭け将棋を生業にしている真剣師

に出会い完敗し、自分も真剣師として生きていく決意をする主人公の菅野。

その過程で菅野は七転八倒するのですが、心理描写がとにかく上手い。

菅野の将棋に注いできた情熱や矜持がよく理解でき、何か熱い気持ちにさせてくれます。

最近の展開はギャグ寄りの話なのですが、これもとても面白くセンスを感じさせてくれますし、これからどうなっていくのか楽しみな漫画です。

将棋をちゃんと描いている

おかしくて笑うことと感動することを同時に味わうことができる。
荒唐無稽なシーンにも激しく心を揺さぶられる。
なぜなら「将棋」というものの本質をちゃんと捉えているからだ。
将棋を描いた作品で漫画では『聖』など素晴らしい作品はあるが、映画やドラマでは「将棋」をちゃんと描いたものほとんど皆無である。(将棋そのものではなく将棋を指す人間を描いている)
この作品は将棋を愛する者が読んで、「やっぱり将棋っていいよね」と確認できる作品である。

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