新宿スワン

23位:新宿スワン

作者:和久井健
出版社:ヤングマガジン
発売日:2005/9/6
完結済み


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Amazonmaou

あらすじ

主人公の白鳥タツヒコが歌舞伎町を拠点とするスカウト会社『バースト』に入社したところから話がスタートし、『バースト』の渋谷進出、闇金融を営む同僚との抗争、『バースト』の横浜進出、そしてとある事情で借金を背負ったタツヒコがスカウトマンからホストに転身し歌舞伎町のホストクラブで働く「ホスト編」、タツヒコがライバル会社の『ミネルバ』に潜入する「スパイ編」、タツヒコがスカウト会社バーストネオを立ち上げるすすきの監獄編を経て、ミネルバの創始メンバーが出会う過去を描いた「歌舞伎町レクイエム編」


スカウトというまったく知らない世界を描いてる異色の漫画。
風俗やらやくざやらと、裏の世界の話をコミカルにテンポよく描かれてます。
でも、ギャグ漫画でもなく、男の熱い世界を感じさせてくれますね。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

最終巻まで読んで損はさせません

正直今まで読んだ漫画の中で一番かもしれません。
まずは1巻を読もうという人が多いと思うので、全巻読んだ私がここでレビューを書きます。
この漫画は1~2巻目に張られた伏線が、38巻の最終巻まで貫かれていて、一つの壮大なストーリーになっています。
惰性で連載を続け、グタグダになって終わる作品が多い中、これだけでも素晴らしいものです。
そして、この作品の素晴らしいところは、アウトロー作品として秀逸なできだというものです。
主人公の舞台は水商売や風俗とのスカウトという、(最初は)合法的の仕事です。
そのため、スッと感情移入できますが、中身は完全なブラックな半グレの世界です。
そこにある、金、女、
自分がアウトローであるため(また警察も腐敗していて)警察にも頼れなく、自分たちで何とかするしかない中での抗争、恐怖、
男同士の絆。こういった内容でここまで入り込める作品は初めてです。
レベル的には、「仁義なき戦い」や「インファナル・アフェア」に匹敵するものだと思います。

面白い!主人公がなんかポジティブで救われる

内容的にはダークな世界を書いているんだけど、主人公の単純さがすごく前向きな漫画。主人公の素朴な明るさには救われる。こういうダークな題材を扱った漫画の中では、主人公の人柄のせいか、少年漫画のノリで読める部分もある。ネタ的に好きな人と嫌いな人がいるだろうが、漫画の描き方はストレートでギャグや会話のテンポもよく、純粋に面白い。いままでホストや水商売の女性の漫画はあったがスカウトの世界を詳しく書いた漫画は少ないのではないだろうか。現在の最新刊5巻まで読んでいくと、だんだん絵柄が変わっていくのも面白い。

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