72位:トリコ
あらすじ
世は「美食」が世界的流行となっている「グルメ時代」。世界中に未知の食材が溢れ、一つの食材に億単位の大金が動くことも珍しくない。国際グルメ機関IGOを通し、ホテルグルメの若き料理長・小松は、未開の味を探求し、自分の「人生のフルコース」の完成を夢とする美食屋・トリコにガララワニの捕獲を依頼する。トリコの狩りに同行した小松はその姿に感動し、以降はトリコとその仲間、美食屋四天王の狩りに同伴することに。しかし、そんな彼らに危険な秘境に生息する凶暴な猛獣や世界中の食材の独占を狙いIGOと対立する組織・美食會が襲い掛かり、目的の食材を巡って激しい戦いが繰り広げられる。
バトルに美食をというジャンルを絡めた異色の漫画のはずなのに、むっちゃ王道のバトル漫画になってるのはさすが島袋 光年先生。
世界の上手い食材を巡ってバトルをする展開ですが、漫画を読んでいるうちにお腹が空いてくる不思議な魅力があるます。
特にトリコがよだれを垂らして見つめる食材は、私も食べたくなります。
ただ、ストーリーが佳境に入ってきてからの展開が大味なバトル展開な感じがします。このままいくとグダグダな感じで終了しそうな悪寒がしてもったいないですね。あまりにもスケールを広げすぎてしまって、どうやって纏めきるのかな?
amasonから気に入ったレビューを抜粋
働かざるもの食うべからず 戦わざるもの食うべからず
面白い漫画である。
体を張って、食材を獲得し、食らうという単純な話であるが
随所にみられる設定がワクワクさせてくれる。もし自分自身が、舟一艘・つり竿1本でマグロを釣り
船上で解体し上トロを食べたら、トリコの世界にもっと入り込めるかもしれないまた、荒々しい主人公のトリコだが、マナーも忘れない。
・食べる分しか殺さない
・食材に感謝する
・いただきます と言う
・ごちそうさまでした と言うみなさんは、食事の際に「いただきます」「ごちそうさまでした」と言ってますか?
相変わらず面白いが、ストーリーが同時並行で進みすぎ!
基本的には相変わらず独創的な世界を描いていて大変面白い!一部読者のアイデアに助けられている面もあるが、これだけ独創的なマンガだとやむを得ない面もあると思う。ただし、最近はストーリーが同時並行で進みすぎの感がある。この巻でも「クッキング対決」「トリコ達4組と八王」「三虎とジョア」「次郎とブルーニトロ」更に「アカシアから飛び出した7つの細胞と7つの大陸」のストーリーが並行して展開しており、それぞれの続きがいつ掲載されるのか分からず心配だ。それに巻末の馬王ヘラクレスの体長3万m、体重2兆トンはでかすぎでしょう!