はじめの一歩

30位:はじめの一歩

作者:森川 ジョージ
出版社:講談社
発売日:1990/2/9
連載中


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あらすじ

母子家庭のいじめられっ子であり、釣り船屋を親子で支えている主人公・幕之内一歩が、プロボクサー鷹村守との出会いをきっかけに鴨川ボクシングジムに入門。「強いとは何か?」という問いの答えを求め、プロボクサーとして、また人間としても成長していく過程を、周囲との交流やライバル達との戦いを通じて描いてゆく。主人公のみならず脇役である仲間やライバル達の戦いも詳細に描いている点が特徴的であり、作者は「登場人物全員が主人公です」とコメントしている。


ボクシング漫画だと言えば、明日のジョーが有名ですが、私の中でははじめの一歩がボクシング漫画の最高峰かと思ってます。
連載も100巻以上と超長期連載になっており、一戦一戦が長すぎる展開が最近は食傷気味になってますが、それでも読ませる漫画です。

私の中のベストバウトは、鷹村守VSブライアン・ホーク戦。
ホークの変則的なボクシングを正統派ボクシングでダウンを奪ってみせた鷹村の姿はカッコいいし、正統派ボクシングを脱ぎ捨てた野獣同士のボクシングになるところも最高ですよ。
最後は、ホークのプライドを粉々に粉砕する姿は読んでて感動すら覚えますね。

次点は一歩VS千堂武士の日本チャンピオン戦。
新人王からのリベンジマッチで、お互いのやる気が最高になってる姿はワクワク感が満載でした。
試合途中でお互いがお互いを高めあい成長していく感じも感動モノ。
これぞ、ボクシング漫画の王道なバトルかと思います。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

ストーリーはいじめられっ子だった少年、一歩がボクシングと出会い
変わっていくという、まぁありがちなストーリーです(この漫画が元祖かな?)。
ですがスピード感溢れる描写や、真剣な中にある笑えるギャグ、謙虚で好感の持てる主人公など、読んでいて飽きない要素が満載です。
今では60巻を軽く越えている本作品ですが、一気に読んでも大丈夫なくらい中身が濃いです。また感動する話も多いです。
 唯一の減点対象は初期の頃の描写が大げさすぎることです。ワンパンチで相手が一回転したり(空中で)、一瞬で30発近くのパンチを打ち込めたり。演出なのは分かるんですが、ちょっと興ざめしてしまいました。中盤から後半にかけては、そのような事はなくなるので安心です。 
 上にも書いたように息の長い作品ですが、その分熟成されてきているモノがこの漫画にはあると思います。長くなりましたがこの漫画はお勧めです。ぜひ読んでみてください。

本物のボクサーにも愛読する人が多い本格的なボクシング漫画です。昔も今も、ボクシング関係の漫画やゲームに、明らかにこの漫画の影響を受けているものが目立ちます。
作者は、実際にジムで働き、プロボクサーのセコンドも務めたことがある人なので、とてもリアルで、ボクサーの心理やボクシングの技術が分かり易く描かれています。鴨川ジムの連中は、とても愉快で、優しくて凶暴、弱くて強く、仲間思いで、とても厳しい….会長も含め、少年達がそのまま大人になっちゃったみたいなボクシング馬鹿。ギャグも満載で、笑えます。

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