97位:花の慶次
あらすじ
時は戦国時代、『かぶき者』と言われる武者たちがいた
『傾奇者』とは、異風の姿形を好み、異様な振る舞いや突飛な行動を愛する者達
真のかぶき者は、己の掟の為に、その命を賭したという…そんな天下一のかぶき者その名を前田慶次
滝川一益の従兄弟の滝川益氏の実子にして、前田利家の兄前田利久の養子
まさに織田軍団の中核の出でありながら、不遇な境遇に身を置かれる
しかしそんな小さな枠組みに囚われることなく、慶次はいくさ人として死と隣り合わせの自由を愉しむ
男に生まれたら一度はあこがれる存在、自分の思い通りに行動して、好き勝手に生きて行く男、そんな感じの男が主人公の前田慶次。
いろんな女の子にもモテモテで、なおかつ自らも積極的に女のお尻を追う姿に憧れをもって読んでしまいます。
なんか男が憧れる男が描かれてあるからこの漫画大好きなんですよね。
自分の筋が通らないことはしない感じが大好きで、特に天下の覇者である豊臣秀吉に対しておこなったちょんまげ土下座は痛快です。
ストーリー展開は、淡泊で前田慶次がむちゃくちゃな強さでガシガシと解決していきます。
原哲夫といえば、北斗の拳ですが、私はこっちの花の慶次を推しています。
amasonから気に入ったレビューを抜粋
原哲夫に最も脂が乗っている時の作品
原哲夫は隆慶一郎作品を漫画化する為に生れてきたような人だと思う。原哲夫と云えば『北斗の拳』だけども、最も元気よく伸びやかに描いていたのが本作。あれだけ描込んだ画面があれほど透き通って見えるなんて、ただ事じゃない。技術が最高に達した時に最高の原作を得た原哲夫は倖せ者だ。
これは面白い
私は初めはコンビニで立ち読みするだけにしようと思っていたのですが、
読んでいるうちに面白くなってきて思わず買ってしまいました。
カバーイラストが新作書き下ろしだったり、雑誌掲載時のカラーページが完全再現されていたり、カバーイラストの特大ポスターが付いていたりと満足いくものに仕上がっていると思います。
前田利家の甥にあたる前田慶次が己の傾奇者ぶりでいろいろな困難を切り抜けていくお話です。
読んでいるととてもわくわくしてきます。