宇宙兄弟のレビュー

47位:宇宙兄弟

作者:小山宙哉
出版社:モーニング
発売日:2008/3/21
連載中


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あらすじ

2006年7月9日、月に飛翔するUFOに遭遇し「2人で宇宙飛行士になろう」と約束した南波六太(なんば むった)、日々人(ひびと)兄弟。時は流れ2025年、その時に交わした約束通り日々人はNASAの宇宙飛行士となって月に向かおうとしていた。その一方、弟の悪口を言った上司に頭突きして自動車開発会社を退職(リストラ)し無職となった六太。再就職もうまく行かず意気消沈していた六太の元に、事情を聞いた日々人からメールが届く。「あの日のテープを聴け。」メールに書かれているまま、幼い日に録音したテープを聴く六太。するとそこには、六太が置き去りにしていた「約束」が鮮明に刻まれていた。


先に宇宙飛行士の夢をかなえた優秀な弟をもつお兄ちゃん南波六太の苦悩と自身の夢でもあり、兄弟の約束でもある宇宙飛行士になるために奮闘する姿をコミカルに描いたヒューマンドラマな漫画。
六太の努力とミラクルには毎度わらかしてくれますね。

宇宙飛行士になるための試験では、隔離空間での競争相手とのシリアスな展開から最後にメンバーの中から自分達で宇宙飛行士を選出する意外な方法は納得の結果。
NASAでの訓練勤務期間にもさまざまなトラブルを斬新なアイディアで越えて六太の頭脳はすばらしさ反面、せりなちゃんにたいする邪な考えは終始一貫しているから人間味があって感情移入しやすいです。

それと、天才として扱われている日々人の苦悩も描かれてあり、兄弟そろって応援したくなる漫画です。

amasonから気に入ったレビューを抜粋

これほどワクワクしたコミックはないです!!

昔から何度かアマゾンやヤフオクで見かけても、買ってまで読みたいとは思わなかったのですが、テレビアニメはすごく見たい!と思ってずっと見ています。私以上に家族がはまりました。

ずっとアニメで見てるだけでいいかなと思っていたのですが、ジャクサの宇宙飛行士選抜試験の課題の一つ、共同生活をした5人のメンバーから2人だけを代表として自分たちで選ぶ、という最後の課題の時に、主人公のムッタ(六太)がじゃんけんで決めようと提案した、そのセリフに感動して、とうとう大人買いしてしまいました。

グーみたいなヤツがいて、チョキみたいなヤツがいて、パーみたいなヤツもいて。誰が一番強いかわかるヤツいるか?

本当にそうですよね。今まで何気なくアニメで見て来たけど、きっとこういう深〜い言葉が散りばめられていたんじゃないかな、そう思って手許に置いておきたいと強く思いました。

アニメではジャクサの宇宙飛行士に選抜が決まって、当分こういうドキドキワクワクはお預けなのかなと思いましたが、コミックを最新巻まで読んでも、ず〜っとドキドキワクワクが止まりません。早く続きが読みたい!とずっと思っています。

この兄弟はどちらも誤解されることもあるようなクセのある二人ですが、憎めないとても魅力的な二人です。

最終話まで、早く早くと読みたくなって、終わってしまっても、もっと読みたいと思うだろうなと思います。

とてもおもしろいと思うので、心からおススメします。

20年後か、30年後にはこの漫画を読んで宇宙飛行士になりたいと思った人が実際に宇宙飛行士になっているのかもしれない。

兄弟って下手すればうっとおしい。でも、唯一無二の存在である事も事実で。

宇宙よりも兄弟についての方が引っかかったことはさておき、今まで宇宙にほとんどといっていいほど興味がなかった自分もJAXAの宇宙飛行士の試験を受けてみようかとおもう。それだけ、宇宙を大きく近く描いている。一巻だけでも宇宙が近くなった気がする。20年後か、30年後にはこの漫画を読んで宇宙飛行士になりたいと思った人が実際に宇宙飛行士になっているのかもしれない。

いや、その頃には宇宙飛行士にならなくても宇宙に行けるようになっているのかもしれない。その頃に、チャンスがあったら宇宙に行ってみたい。

チャンスがあったらなんて言う人にはチャンスは来ないかもしれないから、積極的にチャンスは取りにいこうと思いますが。

実際に宇宙に行ったら何をしようか。無重力体験はもちろんしたいし、宇宙食も食べてみたい。でも、何よりやってみたいことが二つ。月の上に立つこと、そして、地球を見て「地球は青かった」と言うこと。あと、地球外生命体を見つけたいし、月の上で寝転がってみたい。あ、月の上だと寝転がれないのか?

考え出すとやりたいことが止まらない。二つのつもりが次々と出てきたのでこのへんで。

その頃に地球から見た月の景色と月から見た地球の景色は今とどう変わっているんだろう。そんな事を考えるのも楽しい。大きな宇宙が詰まっている人気マンガ。

【引用】

お前が月に行くんなら、兄ちゃんはその先へ行くに決まってる。火星に行くよ。

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