64位:ブラック・ラグーン
あらすじ
日本の一商社・旭日重工(あさひじゅうこう)の社員だった岡島緑郎は、会社の機密ディスクを運ぶ任務中、南シナ海で違法な運び屋・ラグーン商会にディスクを奪われ、自らも拉致されてしまった。商会は、ディスクと緑郎を引き換えに旭日重工からの身代金奪取を狙っていたが、機密漏洩を懸念した旭日重工と彼の上司・景山は、ディスクと緑郎を両方消滅せんと画策し、傭兵派遣会社・エクストラ・オーダー(E.O.)へ商会の襲撃を依頼した。やがて、旭日重工が自分を見捨てたことを景山に伝えられ、E.O.の襲撃に遭った緑郎は、狼狽の果てに閃いたアイディアを商会のメンバーへ提案し、この危機の打破に成功する。
爽快なガンバトル漫画。
やっぱ、主人公の要素にヘタれ要素がないとね。
商社勤めだった主人公のロック(岡島緑郎)が急転直下、西部劇よろしくなアウトローな町でダークな運び屋稼業を手伝うことに。
基本、ロックはトラブルに巻き込まれ体質でロックの周りで次々にドンパチと銃撃戦が繰り広げられます。その中で、ロック自信も気づかぬうちにダーティな顔を持ちことに。
といっても、ロックの銃さばきは、終わってるから基本は戦略担当として、ダークサイドにのめり込んでいく感じがたまらなくカッコいい。
それと、周りの敵対勢力や友好勢力も恐ろしいメンツが揃っている世界市場まれにみる凶悪都市の設定が上手く表現されてますね。
特にアフガン戦線を経験した元ソ連軍人を率いるホテル・モスクワのボスバラライカの姐さんの強さと統率力は脱帽。もし、現実世界で出会ったら、私のきゃん玉は縮みあがるでしょうね。
amasonから気に入ったレビューを抜粋
ここ最近めっきり減ったタイプの漫画。
アクションで魅せるという観点において、ここまでこだわりを持った漫画も、ここ最近ではかなり減ってきました。
日常生活で言われたら「ハ?」って思う台詞も、この漫画ならあら不思議。
勢いのある作品の流れ、丁寧な作画と、全体的にかなりハイレベルです。漫画のメイキングなどが載っている雑誌にその工程が掲載されていましたが、そのこだわりように感服。
ハードボイルドというよりは、野性的という言葉の方が似合う。
中毒になるくらい面白い
ハマる人はかなりハマるはず。
私もその一人なのですが、尖った世界観や登場するキャラがツボりまくりました。
最近のエンタメ作品とは傾向が真逆で、それがまたこの作品の素晴らしいところだと思います。
漫画についての技術的なことはわかりませんが、それでも読んでいて充分に素晴らしい作風が伝わってくるような作品です。この作品を知ったのはつい最近でかなり遅い方だと思いますが出会えてよかったと思える良作でした。
ちなみにコミックが気に入られた方は原作の雰囲気を上手く表現できているアニメもお勧めします。