33位:バキ
あらすじ
地下闘技場の最年少チャンピオン範馬刃牙と、刃牙の父で地上最強の生物と謳われる範馬勇次郎を中心とし、様々な格闘家との闘いが織り成す長編格闘ドラマ。通常の格闘技の試合のみならず、色々な条件下での死闘が数多く描かれており、本作の持つ「『地上最強』は誰か?『地上最強』とは何か?」のテーマに深みを持たせている。
地下闘技場のころのグラップラーバキまでは格闘漫画として読めます。
で、その後のバキは半分はギャグ漫画とも思えるぐらいの格闘漫画。
あまりにもぶっ飛びすぎた展開で既存の格闘技から外れていますが、作画がむっちゃうまくて圧倒されるからギャグみたいな展開でも楽しめちゃうんよ。
例えば、カマキリを真似した拳法に蟷螂拳からさらに発展して、恐竜を真似したトリケラトプス拳とかギャグにしか見えませんが、それでもバキなら出来そうと思わせる展開はすごい。
あと、セリフが少なくてスイスイ読めちゃうのもいいですよ。
amasonから気に入ったレビューを抜粋
食わず嫌い、、、
今まで私は刃牙の絵を食わず嫌いして見ていませんでした、、、
しかし、友達が持っていたのでちょっと読んで見たら止まりませんでした!!!
基本的に難しい話はないので、すらすら一気に何冊も読めちゃいます。
読んでない人はおそらく食わず嫌いしていると思うので一度ぜひ読んで見てください!!!
読んでるうちに慣れますよ。
最も面白い格闘マンガを描く人
とりわけ格闘マンガにおいて、最も面白いマンガを描く人はこの人です。
理由は、まず絵。この絵はちょっと絵を描く人なら分かるが凄いんですよ。スクリーントーンというものを使って、筋肉の質感、躍動感を巧く表現してる。この濃さ。この絵は現実の格闘家のそれを越えてます。
また、アクション。これも、専門家しか解らないかもしれないが、例えばパンチなどのシーンを描く時、板垣サン以前は、拳を無数の斜線で描いて動いている様に描くが、板垣サンは拳の絵はそのままで、拳が動いた軌道を描き込む、という手法を発明して、今までにない迫力あるアクションシーンを作り出した。
それはひとえに板垣サンの格闘技、そしてマンガに対する以上なまでの愛情と情熱の為せる技だ。シナリオはシンプルにして王道。喧嘩が強い主人公がいる。その前に強い敵が現われる。さぁ、どっちが強いのか?というもの。何も考える必要はない。ジェットコースターに乗る様な感覚でお楽しみください。